韓国、済州市、2026年10月30日 /PRNewswire/ -- 現代人の大きな関心事である老化防止や慢性的な皮膚刺激への対策において、健康素材である「紅参(高麗人参を蒸して乾燥させたもの)」が多角的に寄与する可能性を示す基礎研究および臨床研究の成果が相次いで発表された。

10月26日から29日まで韓国・済州島で開催された「第14回国際高麗人参シンポジウム」では、紅参の抗老化作用に関する多角的な研究成果や、皮膚の健康に及ぼす影響を分析した最新の研究論文が重点的に取り上げられた。
まず、身体の活力低下や睡眠障害など、加齢に伴う指標の改善に対する紅参の可能性が、大規模な臨床試験を通じて確認された。中国・上海交通大学(Shanghai Jiao Tong University)医学院のHong-Sheng Tan教授率いる研究チームは、40~75歳の成人900人を対象に12週間の臨床試験を実施した。その結果、紅参を摂取した群では、老化を促進する酸化ストレスの指標であるマロンジアルデヒド(MDA)が有意に減少した。また、客観的な睡眠分析においても、深睡眠時間および総睡眠時間が対照群と比較して有意に増加するなど、生活の質(QOL)の全般的な改善が認められた。[1]
さらに、身体機能の加齢に伴う低下を抑制する可能性を示す動物実験の結果も相次いで発表され、紅参の抗老化作用を裏付ける学術的知見が蓄積された。韓国・建陽大学校医学部の研究チームは、マウスモデルを用いた実験を通じて、紅参に含まれる多糖類(KRGP)が脳神経細胞の損傷を軽減し、認知機能の低下を改善する可能性があることを確認した。また、忠南大学校薬学部の研究チームは、紅参抽出物が老齢マウスの骨格筋細胞の減少を抑制し、全般的な運動機能の改善に好影響を及ぼすことを示す基礎研究の結果を発表した。[3][4]
特に、皮膚の炎症への対策に対する関心が高い日本の状況を背景に、京都府立大学(Kyoto Prefectural University)の岡真優子(Mayuko Oka)准教授、大木製薬、日本薬用人参研究所などによる産学共同研究チームが発表した、アトピー性皮膚炎(AD)に関する動物実験の結果が大きな注目を集めた。研究チームは、かゆみによる掻破行動が皮膚のバリア機能を損傷し、炎症をさらに悪化させる悪循環を断ち切るため、掻破行動の制御に着目した。[2]
炎症を誘発したマウスモデルに紅参抽出物(RGE)を投与した結果、皮膚を掻く行動が抑制され、炎症に伴う皮膚の肥厚も軽減された。これは、紅参特有の成分である「ジンセノサイドRg3」および「ジンセノサイドRh1」が、慢性的なアレルギー性炎症に関与する免疫細胞内の特定のシグナル伝達経路(mTOR-p70S6K)の活性化を抑制するとともに、角化細胞(ケラチノサイト)における炎症誘導因子(CCL2)の発現を大幅に減少させたことによるものと分析された。
シンポジウムに参加した韓国および日本の主要研究者らは、今回の研究発表について、「紅参は、脳や筋肉の健康維持に加え、大規模臨床試験で確認された酸化ストレスの抑制を通じて全身の抗老化に寄与する可能性があり、さらにアレルギー性皮膚炎症の緩和にも補助的な役割を果たし得ることが、多角的な研究によって示された」と評価し、その学術的意義と将来性に大きな関心を寄せた。
今回のシンポジウムは、アンチエイジングやアレルギー対策への関心が高い日本市場において、紅参が単なる疲労回復にとどまらず、総合的な健康維持を支える新たな可能性を持つ素材として、科学的知見に基づいて広く発信する重要な契機になると期待される。
[1] abstract_Shanghai Jiao Tong University - Hong-Sheng Tan [2] full text_Kyoto Prefectural University - Mayuko Oka |
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SOURCE 国際高麗人参シンポジウム