アブダビ(アラブ首長国連邦),2025年12月19日/PRNewswire/ -- アブダビの国際金融センターであるADGMは、運用資産総額が9兆ドルを超える11の新たな主要グローバル金融機関の参画を発表し、力強い勢いをもって第2の10年期へと歩みを進めています。この著しい増加は、昨年の6,350億ドルおよび2023年の4,500億ドルから拡大したものであり、今年、世界の国際金融センターの中でも最も顕著な拡大の一つを示すとともに、ADGMが当該地域で最も成長が速く、かつ世界でも最もダイナミックな資産運用拠点の一つとしての地位を確固たるものにするものです。

これらの発表は、第4回目となり過去最大規模で開催されたアブダビ・ファイナンス・ウィーク(Abu Dhabi Finance Week、ADFW)の開催前および開催期間中に行われたもので、アブダビが「金融の首都(Capital of Capital)」として影響力を高めていることを示すとともに、ADFWを、ADGMにおける世界最高水準の規制エコシステムと主要金融機関によって資本の流れが支えられる、アブダビのグローバル金融ハブとしての役割を強調する世界的なプラットフォームとして位置付けるものです。
ADGMにおいて代表される運用資産総額が急増する中、同センターは、当該地域で最も成長が速い国際金融センターとして、また世界的にも最もダイナミックな拠点の一つとしての地位を一段と強固なものにしています。この勢いは、単なる段階的な成長ではなく、世界の金融システムにおけるアブダビの役割が質的に大きく転換していることを示しています。
ADFWの開催期間中および開催に先立ち、Cantor Fitzgerald、BBVA、Arab Bank Switzerland Gulf Ltd、Plenary ME Infrastructure Partners Ltd.、UBS Group、KKR、Julius Baer、HarbourVest、Madison Realty Capital、Partners Group、DWS、Monroe Capitalに加え、Eurasian Development Bank、ERM、DLA Piperが、ADGMへの拠点設立を発表しました。
これらの取り組みは、ADGMの次なる10年の成長に向けた力強いスタートを示すものであり、同センターを世界の国際金融センター上位5拠点の一角に位置付けるものです。強固な基盤を土台として、ADGMは、資産運用にとどまらず、デジタル資産、サステナブルおよびグリーンファイナンス、さらには高度なファミリーオフィスおよびプライベート・ウェルス・サービスに至るまで、金融サービスの全領域にわたる優先成長分野において、国際的なベンチマークを引き続き確立していきます。これらは、世界最高水準に整合した、進歩的かつ均衡の取れた規制フレームワークによって支えられています。
ADGMの会長であるAhmed Jasim Al Zaabi閣下は、次のように述べました。「ADFWの期間中に発表されたこれらの取り組みは、世界の資本流動の中心におけるアブダビの影響力が高まっていること、そして国際機関が当方のビジョンの明確さと規模に対して長期的な信頼を寄せていることを明確に示しています。過去10年にわたり、アブダビは、強固な規制基盤に支えられた、強靱で信頼性が高く、かつ先進的な金融エコシステムを確立してきました。9兆ドル超の資産を運用するグローバル企業の参画は、単なる節目にとどまるものではなく、世界最高水準の国際金融センターとしてのアブダビ、そして高度化する金融活動を支えるその能力に対する明確な信頼の表れです。ADGMが次の10年期に入るにあたり、当方は、市場機能の深化、金融アーキテクチャの拡充、そして資本が明確な目的のもとに配分され、長期的な価値が創出される、グローバルに結び付いた拠点としてのアブダビの役割を一層強化することに注力していきます。」
世界のデジタル資産規制分野における歴史的な進展として、第4回ADFWでは、Binanceが、アブダビから包括的な規制枠組みの下で事業を運営するため、ADGMの金融サービス規制庁(FSRA)から正式なグローバルライセンスを取得した初の暗号資産取引所となることが発表されました。この世界初の取り組みは、ADGMが世界で最も先進的かつコンプライアンスに即したデジタル資産エコシステムの確立を目指す取り組みにおける、さらなる重要な一歩となるものです。
Binanceの共同最高経営責任者であるRichard Teng氏は、次のように述べました。「ADFWの期間中、Binanceは、ADGMの枠組みの下で包括的なグローバルライセンスを取得した初の世界的暗号資産取引所となり、デジタル資産業界における世界初の快挙を達成しました。このマイルストーンは、コンプライアンスを最優先とする当社の理念、ならびに透明性、セキュリティ、ユーザー保護に継続的に注力してきた姿勢を反映するものです。ADGMとのパートナーシップおよびADFWへの参画は、暗号資産エコシステムの長期的な成長に対する当社の強い信念をあらためて示すものです。当社は引き続き本地域への強いコミットメントを堅持し、FSRAを含む規制当局と緊密に連携しながら、責任あるイノベーションを支援し、業界の持続的な成長を促進していきます。」
さらに、フィンテックおよびデジタル資産分野の他の企業として、iCapitalが中東初となるオフィスをアブダビに開設することを発表したほか、Hashed Global Management Ltd.、Circle Internet MEA Ltd.、Galaxy Digital、Animoca Asset Managementといった企業が、ADGMを拠点として事業活動の比重を一層高めています。
IHC傘下のRIQからも新たな発表があり、同社は、世界有数の再保険・保険プロバイダーであるSwiss Reと提携し、ADGMを拠点として、リスク、データおよびAIを活用した再保険ソリューションの高度化を推進していく計画であると述べました。
JPMorganは、ADGMを拠点として決済・財務サービス事業を拡大しており、これにより、流動性管理や多通貨決済機能を含む幅広いソリューションを本地域の顧客に提供できるようになります。詳細については、以下をご覧ください:www.adfw.com
ロゴ:https://mma.prnewswire.com/media/2550581/5072851/ADGM_Logo.jpg
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SOURCE ADGM